「もっと勉強すれば成績が上がる」と思って、つい睡眠時間を削っていませんか。実は逆です。睡眠は、その日に学んだことを記憶に定着させる大切な時間。眠っている間に脳は情報を整理し、必要な記憶を長期保存に切り替えています。寝る時間を削ると、せっかく勉強した内容が定着しにくくなります。お子さんの睡眠を、次のチェックリストで確認してみてください。
チェックリスト
- ☐ 小学生は9〜11時間、中学生は8〜10時間眠れている
- ☐ 寝る時刻・起きる時刻が毎日ほぼ同じ(休日との差は1時間以内)
- ☐ 就寝の1時間前にはスマホ・ゲームの画面を消している
- ☐ 暗記ものは寝る前に済ませ、「覚えたら寝る」になっている
- ☐ 朝、すっきり起きられている
- ☐ 試験前でも徹夜していない
睡眠時間と「覚えたら寝る」
小学生は9〜11時間、中学生は8〜10時間が目安とされています。部活や塾で忙しくなると削られがちですが、睡眠不足は集中力・記憶力・気分のすべてに影響します。実験でも、学習後にしっかり眠ったグループのほうが、徹夜したグループよりテストの成績が良いことが分かっています。特に暗記した内容は、睡眠中に整理されて定着します。つまり「覚えたら寝る」が、最も効率的な勉強法なのです。
寝る時刻を固定する
就寝時刻を固定し、夕食・お風呂・勉強・就寝の流れをルーティン化してください。休日に寝だめをすると、かえってリズムが崩れて月曜がつらくなります。平日も休日も就寝・起床時刻の差を1時間以内に保つのが理想です。朝すっきり起きられているかが、睡眠が足りているかの目安になります。1日1枚のプリント学習も、寝る前ではなく夕方の決まった時間にすると定着します。宿題の声かけと同じで、時間を決めた生活リズムが学習の土台です。
寝る1時間前に画面を消す
寝る直前までスマホやゲームの画面を見ていると、その光が脳を覚醒させ、寝つきが悪くなります。動画やゲーム、SNSは「もう少し」と続けたくなる仕組みなので、気づけば夜更かしになりがちです。就寝の1時間前には画面を消すルールを作り、寝室にスマホを持ち込まないのも一つの方法です。それでも寝つけない子には、部屋を暗くして、就寝前の音読や読書で心を落ち着けると眠りに入りやすくなります。
試験前と昼寝
試験前の徹夜はおすすめしません。睡眠不足では本番で頭が働きません。早めに準備して、前日はしっかり寝るのが最善です。昼寝は短いもの(20分程度)なら午後の集中力を高めますが、夕方以降の長い昼寝は夜の睡眠を妨げるので避けてください。
ルーティンの1枚は計算プリントで。