「2.37 の 1/100 の位の数字は?」「0.45 を10倍すると?」「0.7 を分数で」。小数の計算の前に、しくみを固めるプリントです。
小数の位取り、10倍・1/10、分数との関係、大小比較を練習するプリントです。小3で 0.1 のしくみ、小4で 1/100・1/1000 の位と10倍・1/10、小5で小数のかけ算・わり算へ進みますが、計算でつまずく子の多くは「位」の理解があいまいです。このプリントで小数の構造を固めてから、計算練習に進みましょう。
①位の数字:2.37 の 1/100 の位は 7。②10倍・100倍・1/10・1/100:小数点の移動。③小数と分数:0.37=37/100。④大小比較:大きい位から比べる。⑤0.1・0.01 がいくつ分:2.37 は 0.01 が 237 個。この5つの見方を行き来できれば、小数は怖くありません。このほか「わり算の商を分数で」(7÷9=7/9)と「分数と小数の大小」(3/5 と 0.65 の比較)も選べます。小数のたし算・ひき算・かけ算・わり算は「分数・小数プリント」で練習できます。
位の数字を右から数えてしまう、10倍で小数点を左に動かす、0.5 と 0.45 で「45の方が大きい」としてしまう、0.05 を分数にするときに分母を10にする(正しくは100)、0.01 がいくつ分で小数点を無視して数えまちがえることがつまずきどころです。
「0.1がいくつ分」で0を入れてしまう。3.2は0.1が32こ分ですが、「3と2で302こ」と書く子がいます。3は0.1が30こ、0.2は0.1が2こ、と分けて足すと、32になる理由が見えてきます。
1/10にしたときの0の書き忘れ。0.4を1/10にすると0.04です。「.4」や「0.4」のまま止まってしまう場合は、位の表に数字を書きこみ、すべての数字が右へ1けたずれることを目で見せましょう。
わり算の商を分数にするときの上下逆。7÷9の商を9/7と書くまちがいです。「わられる数が分子、わる数が分母」と言葉で覚えるより、「7を9等分した1つ分」と図で考えさせるほうが逆になりにくくなります。
分数と小数の大小で、分数をそのまま比べる。3/5と0.65を比べるとき、どちらかにそろえる必要があります。3/5は6/10=0.6なので、0.6<0.65。「同じ形にそろえてから比べる」をくり返し確認してください。
0.25を分数で:1/100の位まであるので分母は100。0.25=25/100=1/4(25でわって約分)。
「答えつき」で確かめたあと、まちがえた問題は位の表(一の位・1/10の位・1/100の位…)に数字を書き入れて説明させてみてください。できた見方は「別の問題にする」でもう一度出し、数が変わってもできるかを見ると、理解があいまいな種類がはっきりします。
お金(1円・10円・100円)や長さ(m・cm)など身近な量に置きかえて説明すると、位の考え方が実感しやすくなります。
たとえば2.37mは2mと37cm、という言い方を一緒に確かめるだけでも、1/100の位の意味が身近になります。

小数のしくみメーカーでは、次のような問題が作られます。
小数点のすぐ右が 1/10 の位(小数第一位)、その右が 1/100 の位(小数第二位)、その右が 1/1000 の位(小数第三位)です。2.37 なら、2 が一の位、3 が 1/10 の位、7 が 1/100 の位です。
10倍で小数点が右へ1つ、100倍で右へ2つ動きます。1/10 にすると左へ1つ、1/100 で左へ2つ。「かけると右、わると左」と覚えましょう。2.37×10=23.7、2.37÷10=0.237 です。
0.7=7/10、0.37=37/100、0.05=5/100(約分して1/20)のように、小数第何位までかで分母が決まります。逆に 3/10=0.3、1/4=0.25 は、分子÷分母で小数にできます。