ガスバーナーは「ガス調節ねじ→空気調節ねじ」、顕微鏡は「横から見ながら近づけ、のぞきながら遠ざける」。実験器具の使い方と注意点を一問一答で練習します。
理科の実験器具の使い方を練習するプリントです。ガスバーナー、顕微鏡、てんびん、メスシリンダー、ろ過、電流計・電圧計など、小学校高学年から中学で使う器具の操作の順番と、その理由・注意点を一問一答でくり返し確認できます。「ガスバーナー・加熱」「顕微鏡・ルーペ」(ミックスではどちらか一方)を選ぶと、最初の1問はガスバーナーまたは顕微鏡の図を見て各部分の名前を答える問題になります。
①ガスバーナー・加熱:点火と消火の順番、炎の色の調節、試験管の加熱(沸騰石・口を人に向けない)。②顕微鏡・ルーペ:操作の順番、倍率、視野の明るさ、動かす向き、ルーペの使い方。③てんびん・メスシリンダー:上皿てんびんの使い方、電子てんびんの0点、目盛りの読み方(最小目盛りの1/10まで)。④ろ過・薬品の扱い:ろうとの先をビーカーの壁につける、ガラス棒を伝わらせる、においのかぎ方、うすめ方。⑤電流計・電圧計:直列・並列のつなぎ方、−端子は最大の端子から。
ガスバーナーで空気調節ねじを先に開ける、顕微鏡でのぞきながら対物レンズを近づける、顕微鏡で見たいものを右に動かしたいときプレパラートを右に動かす(正しくは左)、電流計を並列につなぐ、メスシリンダーを上から読む、などが定番です。
ガスバーナーの炎の色。炎がオレンジ色のときに「ガスが多すぎる」と答える子がいますが、これは空気が足りない状態です。ガス調節ねじは押さえたまま、空気調節ねじを少しずつ開いて青い炎にする、と手の動きといっしょに説明してください。
顕微鏡のプレパラートを動かす向き。顕微鏡では上下左右が逆に見えます。視野の左上にあるものを中央に動かしたいときは、プレパラートを左上へ動かします。「見えている側へ動かす」と覚えさせ、紙に矢印を書いて確認すると迷いにくくなります。
倍率と視野の関係。接眼レンズ10倍、対物レンズ40倍なら倍率は400倍です。倍率を上げると、見える範囲は狭く、視野は暗くなります。「拡大すると明るくなる」と思いこんでいる場合は、ルーペで新聞を近くで見る体験と結びつけると理解しやすくなります。
電流計の−端子。電流の大きさが予想できないときは、最も大きい値の−端子(5Aなど)につなぎ、針のふれが小さければ順に小さい端子へつなぎかえます。「最初に小さい端子だと針がふり切れてこわれる」と理由も合わせて伝えましょう。
まちがえた操作は、「なぜその順番なのか」を答えつきの解答と照らして説明させてください。実験の前日などに、その分野を選んで「別の問題にする」でもう一枚解いておくと、実験中の手順の迷いが減ります。
問:最小目盛りが1mLのメスシリンダーで、液面のへこんだ下の面が52mLと53mLの真ん中にあった。体積は何mLと読むか。
考え方:最小目盛りの10分の1まで目分量で読む。→ 答え:52.5mL

実験器具メーカーでは、次のような問題が作られます。
はい。ガスバーナー・顕微鏡・メスシリンダー・電流計は中学の定期テストと高校入試の定番です。操作の「順番」と「理由」がよく問われます。
①2つのねじが閉まっているか確認、②元栓→コックを開く、③マッチに火をつけ、ガス調節ねじを開いて点火、④ガス調節ねじで炎の大きさを調節、⑤ガス調節ねじをおさえて空気調節ねじを開き、青い炎にします。
のぞきながら近づけると、対物レンズとプレパラートがぶつかって割れるおそれがあるためです。ピントは接眼レンズをのぞきながら、遠ざける向きに動かして合わせます。