国語 / 言葉のきまり
つなぎ言葉メーカー
「だから」「しかし」「つまり」「または」……文の流れに合うつなぎ言葉を選ぶ練習と、はたらきの分類。読解の土台になる力です。
① しゅるい
つなぎ言葉は文章の「道しるべ」対象:小3〜中3
接続語(つなぎ言葉)の使い分けを練習するプリントです。「だから」「しかし」「つまり」などを正しく使えることは、作文の力であると同時に、説明文を読み解く力の土台でもあります。文に合う言葉を選ぶ・書く問題と、はたらきを分類する問題を、文を変えながらくり返し練習できます。
6つのはたらきで整理する
順接(だから・そこで・したがって)、逆接(しかし・けれども・ところが)、並立・累加(また・そして・さらに)、対比・選択(または・それとも・一方)、説明・補足(つまり・なぜなら・例えば)、転換(さて・ところで・では)。小学校では「順接・逆接」の区別から始まり、中学では6種類の分類が文法の単元として出題されます。このプリントは、文脈から選ぶ問題と分類問題の両方を出題します。
じょうずな使い方
- 前の文と後の文の関係(原因→結果か、反対か、言いかえか)を先に考えましょう。
- 4択で迷ったら、声に出して読んで自然かどうか確かめます。
- 「しかし」「つまり」のあとは筆者の主張が来やすい、と覚えて読解に活かしましょう。
- 「合う言葉を選ぶ」→「合う言葉を書く」→「はたらきを答える」の順に進めると、中学の6分類まで確実になります。
つまずきやすいところ
「だから」と「それで」のような同じはたらきの言葉の区別を気にしすぎること(どちらも正解になることが多い)、「しかし」と「ところが」の使い分け、「つまり」(言いかえ)と「なぜなら」(理由)の混同、「また」(並立)と「または」(選択)の取りちがえがつまずきどころです。
おうちの方・先生へ:教え方のポイント
どこでつまずくか
- 「雨が降った。( )試合は行われた。」に「だから」を入れる。雨なら中止になりそうなのに行われた、という予想と反対の結果なので「しかし」や「けれども」が入ります。「ふつうはどうなりそう?」と聞いてから答えさせると、逆接に気づきやすくなります。
- 「つまり」と「なぜなら」の区別があいまいになる。後ろの文が前の文の言いかえやまとめなら「つまり」、理由なら「なぜなら」です。「なぜなら」の文は「〜からだ」で終わることが多い、と文末にも目を向けさせてください。
- 「または」と「そして」を混同する。どちらか一つを選ぶなら「または」、両方を並べるなら「そして」です。「りんごとみかん、両方?どちらか?」のように身近な場面で確かめると理解が進みます。
- 「さて」「ところで」の転換を、前の文とつながる言葉と考えてしまう。話題が変わったかどうかを、前後の文の内容を比べて判断させましょう。
すすめ方の目安
- 「合う言葉を選ぶ」で、前後の文の関係を考える習慣をつけます。
- 「合う言葉を書く」で、選択肢なしでつなぎ言葉を思い出します。
- 「はたらきを書く」で、順接・逆接などの分類名と結びつけます。小学生は順接・逆接の区別が安定してからで十分です。
- テスト前や読解の練習の前に「ミックス」で総仕上げをします。
丸つけのあとに
まちがえた問題は、本人が選んだ言葉を入れて文を音読させると、意味のおかしさに自分で気づけることが多いものです。そのあと正しい言葉で読み直し、前と後ろがどんな関係かを一言で説明させてから、「別の問題にする」で新しい文に取り組んでください。
解き方の例
「宿題を早く終えた。( )友だちと遊びに行った。」→ 前の文が理由、後ろの文がその結果なので順接。「だから」「それで」が入ります。前後を入れかえて「友だちと遊びに行った。なぜなら宿題を早く終えたからだ。」と言いかえられることも確かめると、順接と説明の関係が見えてきます。
このプリントで出る問題の例
実際に印刷される1枚目の見本(問題は押すたびに変わります)
つなぎ言葉メーカーでは、次のような問題が作られます。
- 雨が降った。( )、試合は中止になった。 ①しかし ②だから ③または ④つまり → ②だから
- 一生懸命練習した。( )、試合に負けた。 → しかし
- 「なぜなら」のはたらき → 説明・補足
- りんごが好きだ。( )、みかんも好きだ。 → また
- 「ところで」のはたらき → 転換
- 彼は毎日走っている。( )、とても足が速い。 → だから
よくある質問
Q. つなぎ言葉の種類はいくつありますか?
主に6種類です。順接(だから・それで)、逆接(しかし・でも)、並立・累加(また・そして)、対比・選択(または・それとも)、説明・補足(つまり・なぜなら・例えば)、転換(さて・ところで)。このプリントもこの6つで分類します。
Q. 「だから」と「しかし」の見分け方は?
前の文から予想どおりの結果が続くなら「だから」(順接)、予想と反対のことが続くなら「しかし」(逆接)です。「雨が降った。だから中止になった」「雨が降った。しかし決行した」のように、前後の関係で決めます。
Q. 接続語は読解でどう役立ちますか?
「しかし」のあとには筆者の言いたいことが来やすく、「つまり」のあとには要約が来ます。接続語に印をつけながら読むと、文章の論理の流れがつかめ、要点を見つけやすくなります。
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