小6の冬は、中学生活のスタートを左右する時期です。何を、どの順番でやればいいのか。塾で毎年小6の保護者にお伝えしている内容を、そのまま公開します。
カードを押すと、各プリントの作成画面が開きます。すべて無料・登録不要です。
「中学準備=英語の先取り」と思われがちですが、実際に中1でつまずく子の原因は小学算数の未定着であることがほとんどです。正負の数そのものが難しいのではなく、分数の計算が遅い、割合が分かっていない、という土台の問題が表面化します。英語の先取りは、算数の穴をふさいだ後で構いません。
小学校では単元が終わるごとに小さなテストがあるのが一般的ですが、中学校では学期の途中や終わりに定期テストがあり、数週間から2か月分ほどの内容を複数教科まとめて受けます。1回のテストの範囲が広いので、「授業の翌日に軽く見直す」習慣がないと、テスト前に一気に詰め込むことになりがちです。テストの1〜2週間前には範囲表が配られることが多く、計画を自分で立てる力も必要になります。
中学校の通知表は、多くの場合5段階の評定で、テストの点だけでなく、提出物、授業中の取り組み、小テストやレポートなども含めて評価されます。現在の学習指導要領では「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点で評価する考え方がとられています。提出物の期限を守る、ノートを整えて出す、といった日々の積み重ねも成績に反映されると考えておきましょう。
中学校では教科ごとに担当の先生が替わり、授業の進め方やノートの取り方、提出物のルールも先生ごとに違います。「何をいつまでに出すか」を自分で把握する必要があるので、入学したら連絡帳や手帳に教科ごとの課題と期限を書く習慣をつけると、提出忘れを防げます。分からないところを質問する相手も教科ごとに違う、ということも伝えておくと安心です。
通知表の評定は、高校入試で中学校から提出される調査書(いわゆる内申)のもとになります。どの学年の成績をどれくらい重視するかは都道府県や高校によって異なるため、具体的な扱いはお住まいの地域の情報で確認してください。いずれにしても、中1の成績から入試に関わる可能性があるという意識は、入学前に親子で共有しておくと良いでしょう。
中学の文字式・方程式には分数が容赦なく出てきます。通分・約分が遅いと、授業中ずっと計算に足を取られます。分数プリントで「速く正確に」を仕上げてください。
→ 分数プリントを開く小5の最難関で、理解が曖昧なまま卒業する子が非常に多い単元です。中学では方程式の文章題、理科の濃度、社会の統計の前提になります。「もとにする量は何か」を図で確認する練習を。
→ 割合プリントを開く公式は知っていても「時速を分速に直す」で崩れる子が目立ちます。中1の方程式、中2の一次関数で再登場するので、単位の変換までセットで。単位換算プリントもあわせてどうぞ。
→ 速さプリントを開くbe動詞の先取りより先に、アルファベットの大文字・小文字をランダムに聞いて即書ける状態にしてください。中1の最初のつまずきは文法ではなくここです。アルファベットプリントで仕上げたら、英単語プリントで「音を聞いて書く」練習を。余裕があれば中学英文法プリントの中1範囲に軽く触れておくと、4月が楽になります。
分数の四則計算を毎日1枚。まちがえた種類だけ翌日もう一度。
→ 分数プリントを開く割合を2週間、速さを2週間。文章題は図をかいてから式を立てる習慣を。
→ 割合プリントを開くアルファベットと単語を毎日。あわせて就寝・起床の時刻を中学の登校時間に合わせていきます。
→ アルファベットプリントを開く中学入学時点で最も差がつくのは、特定の単元の知識より毎日机に向かう習慣があるかです。1日15分でいいので、時間と場所を固定してください。部活が始まると新しく習慣を作るのは一気に難しくなります。家庭学習の習慣づけもあわせてどうぞ。
小6の1月から入学までの約3か月が現実的です。それより早く始めるなら、まずは学習習慣づくりを優先してください。
算数です。中1数学でつまずく子の原因は、正負の数そのものより小学算数の穴にあることがほとんどです。
目的次第です。ただし家庭学習の習慣がまったくない状態で、中1の部活と勉強を両立させるのは大変です。小6の冬に学習リズムを作っておくと、通う場合も通わない場合も楽になります。