中1の1学期、英語の成績が最初に分かれる場所は決まっています。be動詞と一般動詞。「I am play tennis.」と書いてしまう、疑問文で「Do you are〜?」になる——塾でも毎年この壁で止まる子が続出します。ここで崩れると、その後の三単現・過去形・不定詞まで全部あいまいになるので、早めの立て直しが肝心です。
なぜ混乱するのか
日本語では「〜です」も「〜する」も同じ文末の形なので、英語の「動詞は1文に1つ」「be動詞と一般動詞は同時に使わない」というルールが体感として入ってきません。さらに教科書はbe動詞→一般動詞と順番に習うため、後から出てきた一般動詞を「be動詞に足すもの」と誤解しがちです。
立て直しの3ステップ
①「=」か「動作」か:文を見て、主語と後ろが「=」の関係(I am a student.)ならbe動詞、何かをする動作(I play tennis.)なら一般動詞。この仕分けを、教科書の文で毎日10文。②疑問文・否定文はセットで:be動詞は前に出す/一般動詞はDoを足す。それぞれの型を色分けして書く。③単語を止めない:文法で止まっているときこそ、英単語プリントで語彙だけは毎日積んでおく。文法が分かった瞬間に一気に伸びます。
音読が近道
「I am」「You are」「He is」を声に出して読んでいれば、「I am play」の違和感に自分で気づけるようになります。教科書本文の音読を毎日1回。音読の効果は英語でこそ大きく出ます。
家庭での声かけ
「それbe動詞?一般動詞?」と聞くだけで十分です。答えを教えるより、仕分けを本人に言わせること。中間テスト2週間前なら、定期テスト対策特集の順番で進めてください。
中1の最初でつまずかないために
中学英語は、最初の数ヶ月でつまずくと取り返すのが大変です。特に、アルファベットの大文字・小文字がランダムに書けること、be動詞(am/is/are)の使い分け、一般動詞との違いが最初の関門です。小学校の英語で「なんとなく」だった部分を、中学では正確に理解する必要があります。入学前にアルファベットと基本単語を固め、be動詞の仕組みに軽く触れておくと、4月のスタートが格段に楽になります。
単語は「音・つづり・意味」の三点セット
中学英語で単語を覚えるとき、つづりだけを丸暗記する子が多くいますが、これは非効率です。単語は「音・つづり・意味」の三点セットで覚えるのが正解。まず正しい発音を聞き、声に出し、それからつづりを書く。この順番だと、リスニングにもスピーキングにもつながる「使える単語」になります。単語テストのためだけに前日詰め込むのではなく、毎日少しずつ、音と一緒に覚えていく——この習慣が、中学英語を得意にする土台になります。
よくある質問
Q. 小学校の英語は楽しかったのに、急に嫌いになりました。
「話す」から「書く」への切り替えで起きる自然な反応です。書くルールが1つ分かれば戻ります。
Q. 塾に行くべき?
この段階なら家庭の仕分け練習で十分立て直せます。三単現以降も崩れるようなら、まとまった見直しの機会として検討を。
Q. 小学校の英語との違いは?
小学校は「聞く・話す」中心ですが、中学は「読む・書く・文法」が加わります。書く力と文法の理解が新たに求められます。
Q. 単語はどれくらい覚えればいいですか?
中1で約500〜600語程度が目安です。毎日少しずつ、音と一緒に覚えていくのが効率的です。
まとめ
中学英語のつまずきは、最初の数ヶ月に集中します。アルファベットの定着、be動詞と一般動詞の区別、基本単語の習得——この土台を入学前後に固めることが、その後の英語学習を左右します。「なんとなく」を「正確に」へ、丁寧に積み上げていきましょう。