「単語は書けるのに、聞き取れない」——中学英語でよくある悩みです。多くの保護者は「耳が悪いのかも」と考えますが、原因はほぼ別のところにあります。音とつづりのズレと音のつながりです。
読めても聞けない本当の理由
日本語のローマ字読みのクセが残っていると、頭の中の音と実際の発音がズレます。たとえば "water" を「ウォーター」ではなく「ワラ」に近く発音されると、知っている単語でも聞き取れません。つまり正しい音を知らない単語は、聞こえないのです。
音読が最強の対策
リスニングの土台は音読です。教科書本文を、音声のあとに続けて読む(シャドーイング)と、音のつながり(リンキング)に耳が慣れます。「an apple」は「アン・アップル」ではなく「アナップル」、「check it out」は「チェッキッアウト」のように聞こえる——このつながりを知らないと、単語は知っていても文全体が聞き取れません。1日5分、同じ文章を繰り返すのが効果的です。「音読できない文は聞き取れない」と言い切れるくらい、この2つは直結しています。音読の効果もあわせてどうぞ。
単語は「音から」入れる
新しい単語は、つづりを覚える前に正しい発音を確認してください。英単語プリントで「音を聞いて書く」練習をすると、書く力とリスニングが同時に育ちます。英検のリスニング対策にもなります。
ディクテーション(書き取り)で弱点を発見
聞いた英文を書き取る「ディクテーション」は、自分がどこを聞き取れていないかを正確に教えてくれます。書けなかった部分こそ、あなたの弱点です。前置詞(in, on, at)や冠詞(a, the)は弱く発音されるので聞き取りにくく、書き取りで初めて「聞こえていなかった」と気づく子が多くいます。英文法プリントで文の型を身につけると、聞き取りの精度が上がります。
よくある質問
Q. 発音に自信がありません。
保護者が完璧である必要はありません。教科書の音声やアプリの発音のあとに、お子さんが続けて読めればOKです。