国語 / 文法
修飾語メーカー
「赤い花が きれいに さいた。」の「赤い」は何をくわしくしている? 修飾語と被修飾語の関係を、文を変えながら練習します。
① しゅるい
修飾語は文の「かざり」対象:小3〜中3
修飾語(くわしくする言葉)と被修飾語の関係を練習するプリントです。小3で「くわしくする言葉」として習い、中学の文法で「文の成分」として整理される単元。どの言葉がどの言葉にかかるかを見抜く力は、長い文を正確に読む読解力に直結します。文を変えながらくり返し練習できます。
連体修飾と連用修飾
修飾語には、名詞(体言)をくわしくする連体修飾語(赤い→花、大きな→犬)と、動詞・形容詞(用言)をくわしくする連用修飾語(ゆっくり→歩く、とても→寒い)があります。小学校では区別せずに「くわしくする言葉」として学び、中学で名前を習います。このプリントは、下線の修飾語がどの言葉をくわしくしているかを答える問題、文から修飾語を抜き出す問題、主語・述語・修飾語を区別する問題を出題します。
じょうずな使い方
- 修飾語と被修飾語を直接つなげて読み、自然かどうかで確かめます。
- 修飾語は被修飾語の前にあります。後ろを探しても見つかりません。
- 「どんな」「どのように」「どこで」「いつ」の問いに答える言葉が修飾語です。
- 「何をくわしくしているか」→「修飾語を抜き出す」→「主語・述語・修飾語」の順に進めると、中学の文法問題まで対応できます。
つまずきやすいところ
修飾語の直後の言葉を機械的に答えてしまう(「とても大きな犬」の「とても」は「犬」ではなく「大きな」にかかる)、述語を修飾する言葉を見落とす、「公園で」のような助詞つきの文節を修飾語と気づかない、主語と修飾語の取りちがえがつまずきどころです。
おうちの方・先生へ:教え方のポイント
どこでつまずくか
- すぐ後ろの言葉に決めつける:「白い 大きな 犬が いる」で、「白い」は「大きな」ではなく「犬が」をくわしくしています。「白い大きな」とつなげるとおかしいことを、声に出して確かめさせましょう。
- はなれた被修飾語に気づかない:「きのう 弟は 公園で 遊んだ」の「きのう」は、いちばん後ろの「遊んだ」にかかります。「きのう→遊んだ」と直接つないで読むよう声をかけます。
- 「〜を」「〜に」のついた文節を見落とす:「本を 読む」の「本を」も、「何を」読むのかをくわしくする言葉です。「何を・どこで・いつ」の問いを順にあてはめて探すと見つかります。
- 主語と修飾語の取りちがえ:「ぼくの 兄が 走る」の主語は「兄が」で、「ぼくの」は修飾語です。「だれが」に当たる文節だけを主語とすることを確認しましょう。
修飾語を見つけたら、それを取りのぞいても文の骨組み(主語と述語)が残るかを確かめるのも有効です。「小さな鳥が青い空を飛ぶ」から修飾語を外すと「鳥が飛ぶ」になり、文の中心がはっきりします。長い文を読むときにも使える考え方なので、国語の読解問題を解くときにも声をかけてみてください。
すすめ方の目安
- 「何をくわしくしているか」から始め、下線の言葉と答えをつなげて読む習慣をつけます。
- 迷わなくなったら「修飾語を抜き出す」で、自分で修飾語を見つけます。
- 中学の文法に向けて「主語・述語・修飾語」で、文全体の成分を見分けます。
- 3つとも解けたら「ミックス」にし、問題数をふやして仕上げます。
丸つけのあとに
「答えつき」で答え合わせをしたら、まちがえた文に矢印を書き込み、修飾語から被修飾語へ線を引かせてください。目に見える形にすると、かかり方のまちがいがはっきりします。「別の問題にする」で新しい文に変え、同じ種類のまちがいが続かないかを見ます。
解き方の例:「小さな 鳥が 青い 空を 飛ぶ」の「青い」がくわしくしている言葉は? 「青い空を」とつなぐと自然なので、答えは空をです。
このプリントで出る問題の例
実際に印刷される1枚目の見本(問題は押すたびに変わります)
修飾語メーカーでは、次のような問題が作られます。
- 「赤い花がきれいにさいた。」の下線部がくわしくしている言葉 → 花が
- 「赤い花がきれいにさいた。」の下線部がくわしくしている言葉 → さいた
- 「大きな犬が公園でゆっくり走る。」から修飾語をすべて抜き出す → 大きな・公園で・ゆっくり
- 「大きな犬が公園でゆっくり走る。」の主語と述語(残りが修飾語) → 主語:犬が 述語:走る 修飾語:大きな・公園で・ゆっくり
- 「とても大きな犬がいる。」の下線部がくわしくしている言葉 → 大きな
- 「弟は昨日図書館で本を借りた。」の下線部がくわしくしている言葉 → 借りた
よくある質問
Q. 修飾語とは何ですか?
ほかの言葉をくわしく説明する言葉です。「赤い花」の「赤い」、「ゆっくり歩く」の「ゆっくり」が修飾語で、くわしくされる言葉(花・歩く)を被修飾語といいます。
Q. どの言葉をくわしくしているか、見つけるコツは?
修飾語と直接つなげて読んでみます。「赤い→花」は自然ですが「赤い→さいた」は不自然。また、修飾語は必ず被修飾語より前にあり、「どんな」「何を」「どのように」「どこで」などの問いに答える形になっています。
Q. 主語・述語と修飾語のちがいは?
主語は「何が(は)」、述語は「どうする・どんなだ・何だ」で、文の骨組みです。修飾語はそれ以外の、骨組みにくわしさを加える言葉です。「大きな犬が 公園で 走る」なら、主語=犬が、述語=走る、修飾語=大きな・公園で です。
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