国語 / 詩・俳句
表現技法メーカー
「りんごのように赤いほお」は直喩、「風がささやく」は擬人法、「行こう、明日の朝早く。」は倒置法。詩・俳句・短歌の読解で必ず問われる表現技法7種類を、例文で見分けます。
① しゅるい
表現技法は「作者がくふうした書き方」対象:小5〜中3
詩や俳句・短歌の読解で問われる表現技法の練習プリントです。表現技法とは、気持ちや様子を強く、印象深く伝えるための書き方のくふう。小学校高学年の詩の単元で比喩や反復を学び、中学では倒置法・体言止め・対句まで、定期テストでも高校入試でも「この行に使われている表現技法を答えなさい」が定番です。7種類を短い例文で見分けられるようにします。
じょうずな使い方
- 「まとめ表」で7つの技法の意味と例を確認してから解き始めます。
- 「技法の名前」は答えを書く形式、「技法を選ぶ」は4択です。はじめは4択から。
- 「説明から名前」で、それぞれの技法をことばで説明できるか確かめます。
- 教科書の詩を読んだら、使われている技法に線を引き、名前を書きこむ練習もしましょう。
- 季語・俳句プリントや文学史プリントと合わせると、詩・俳句の単元のテスト対策になります。
覚え方
- 直喩と隠喩は「ような」があるかないかで見分けます。あれば直喩、なければ隠喩。
- 倒置法は、ふつうの順に並べかえてみると見つかります。「行こう、明日の朝早く」→「明日の朝早く行こう」。
- 体言止めは、文の最後の言葉が名詞かどうかを見ます。「青い海。」の「海」は名詞です。
つまずきやすいところ
直喩と隠喩の区別、擬人法と隠喩の区別(人の動作かどうか)、倒置法と体言止めの区別(順序が入れかわっているか)、反復法と対句の区別(同じ言葉か、同じ形か)がつまずきどころです。
おうちの方・先生へ:教え方のポイント
どこでつまずくか
- 「たとえ」はすべて比喩と答えてしまう。中学では比喩を直喩・隠喩に分けて答えさせることがあります。「ように・ような・みたいな」に丸をつけさせ、あれば直喩、なければ隠喩と、手がかりの言葉で判断させます。
- 擬人法と隠喩を取りちがえる。「空が泣いている」は、人でない空が人の動作をしているので擬人法。主語が人でないか、述語が人の動作かの二点を確かめさせます。
- 倒置法と体言止めが重なって見える。「きれいだなあ、この夕焼けは。」は「は」で終わっていて名詞止めではないので倒置法。最後の一語が何かを確かめる習慣をつけます。
- 反復法と対句。同じ言葉をくり返すのが反復法、ちがう言葉を同じ形でならべるのが対句。「兄は笑い、弟は泣いた」は言葉はちがうが形が同じなので対句です。
すすめ方の目安
- 「まとめ表」を音読し、7つの技法の名前と意味を覚えます。
- 「技法を選ぶ(4択)」で、例文から見分ける練習をします。
- 「技法の名前(書く)」で、漢字で書けるようにします。
- テスト前は「ミックス」と、教科書の詩で確認します。
丸つけのあとに
まちがえた例文は、手がかりの言葉(ような・人の動作・最後の名詞など)に丸をつけてからノートに写します。「別の問題にする」で出し直し、同じ技法を見分けられるか確かめましょう。
解き方の例
問題:「忘れないよ、君のことを。」に使われている表現技法
考え方:ふつうの順に直すと「君のことを忘れないよ。」。言葉の順序が入れかわっている → 倒置法
答え:倒置法
最後が「を」で終わっていて名詞ではないので、体言止めではありません。
このプリントで出る問題の例
表現技法メーカーでは、次のような問題が作られます(押すたびに問題が変わります)。
- 「りんごのように赤いほおをしている。」 → 直喩
- 「君の笑顔は、ぼくの太陽だ。」 → 隠喩
- 「風が木々にささやいている。」 → 擬人法
- 「行こう、明日の朝早く。」 → 倒置法
- 「目の前に広がる青い海。」 → 体言止め
- 「昼は暑く、夜は寒い。」 → 対句
よくある質問
Q. 比喩・直喩・隠喩のちがいは何ですか?
比喩は「たとえ」全体の名前で、その中に直喩と隠喩があります。「〜のような・ように」を使ってたとえるのが直喩(明喩)、使わずに「AはBだ」とたとえるのが隠喩(暗喩)です。
Q. 一つの文に二つの技法が使われることはありますか?
あります。実際の詩では、擬人法と倒置法が同時に使われることもよくあります。このプリントでは見分ける練習のため、一つの例文に一つの技法だけを使っています。
Q. 体言とは何ですか?
名詞のことです(文法では代名詞をふくむ)。文の最後を「海。」「夜。」のように名詞で終える書き方を体言止めといい、余韻を残す効果があります。
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